先手必勝 [2014年10月2日09:21更新]

 ~早くも忘年会の準備~

お盆が過ぎると早いもので9月も終わり、今年も残すところ3ヶ月になったが、11月の福岡市長選挙や来年の統一選挙を控えているだけに、慌ただしい年の瀬になるだろう。

最近の傾向として全員参加の大忘年会などは敬遠され、部や課の小さな単位での忘年会や、仲間内やサークルでの飲み会が、増えている。

市内の老舗や有名な飲食店は、格式などを重んじる余り価格も高くなっているが、新しい店は料理長も若く料理方法にもこだわりが無く、斬新な盛り付けなど結構楽しめる店が増えてきた。

中には町内の古い戸建住宅を自分たちで改装した店もあり、奇抜で斬新な材料を使用して、それなりの雰囲気を演出している店も多い。

また最近は、トイレや洗面所などは近所のビルを拝借し、屋台よりも狭い3坪程度の店に上手く活用、年中無休に近い営業で酒も料理も普通の店より若干安い料金に設定、連日客が押し寄せて繁盛している店もあるから面白い。

かつて親富孝通りで一世を風靡した、「晴れたり曇ったり」も創業者が引退、今ではすっかり周囲に溶け込んで、決して特異な珍しい店では無くなった。

飲食店は新旧取り混ぜて増えており、何らか特徴が無ければ話題にもならず消えてしまいかねないが、早めに予約を取り、そして足を運んでもらうことが、年の瀬を乗り越える先手必勝の精神で、これから生き残る早道のように思える。