服部福岡県知事誕生 [2021年4月13日11:31更新]

4月11日に投開票された福岡県知事選挙は、同時に行われた八女市・郡、久留米市、福岡市西区の3ヶ所の県議会議員補欠選挙が無投票で決まった事もあって、投票率は30%を割り込む低調な結果に終わった。
大学卒業後に福岡県庁に入り、財政課長などの要職を歴任した後副知事に就任、小川知事入院後は知事職務代理者を務めた、生え抜きの県庁マンからの転進である。

今回の知事選はコロナ禍ということもあって、前回の様な保守分裂選挙を避けるために福岡県議会を中心に調整を図り服部氏に一本化し、共産党が有権者の選択肢として星野美恵子氏を擁立する構図となった。

服部氏も選挙戦に入ると、福岡県内を回って立ち合い演説する際に、ビールケースを活用した演説台を最後まで利用し、街宣車の上に昇らないこだわりを最後まで貫いた。
その姿を間近で見た関係者からは、「政治家に近づいた」と喜びと期待の声が聞こえてきた。